Bossの日記

2012/6/14 紅葉とアメリカの軽便鉄道

ニューイングランドの紅葉

学生時代にお付き合いのあった宣教師のトム氏が20年ぶりに来日。頼まれていたオルガニート20を手渡すために関西学院大学宣教師館を訪問。

世間話などを続けてると彼の中に鉄のケが有るのを発見! 私が「軽便鉄道に興味がある、特にニューイングランドのメイン州で走っていた小さな鉄道が大好き」と言ったら突然彼は古里の話を始めました。なんとなんと彼の出身地は小さな田舎町ウィスカセット、軽便鉄道であるW.W. & F鉄道と呼ばれていたウィスカセット・ウォーターヴィル アンド ファーミントン鉄道の起点駅がある町でした。

メイン州の軽便鉄道の本

写真2は40年前に私が通販で輸入したメイン州の軽便鉄道を書いた本。

W.W. & F鉄道は沿線に美しい湖水や渓谷、釣り場、キャンプサイト等のある丘陵地帯を通っていました。秋には写真1のように素晴らしい紅葉、冬にはクリスマスカードでおなじみの雪で覆われた田舎の村落でホワイト・クリスマスの銀世界、初夏には若葉を通して真っ青の空が望める桃源郷。

一度は廃止となった軽便鉄道ですが、個人が中心となって保存鉄道として復活、写真1のように土曜と日曜に博物館として運行されています。アメリカは土地が広いので、このような贅沢な活動ができるんですね〜。

写真3は軽便鉄道のラングレーと命名された貴賓車(サロンカー)、軽便鉄道なので車体が狭く一人掛けのソファーしか設置できません。蒸気による暖房、湯茶サービス、灯火はランプ、エッチング模様の入った天井採光窓が美しい。

「見たいね〜、撮りたいね〜、乗りたいね〜〜」と言うと、トム氏の今住んでいる家から近いということで「うちにおいでよ」とご招待。「近いの?」と聴くと「車で8時間!」、やはりアメリカは広い。