Bossの日記

2012/4/25 廃墟

私の写真が「眠る鉄道」と題した本で使われる機会がありました。写真1は表紙、写真2は裏表紙。今流行りの廃墟ブームに乗ったんでしょうか?

私の写真が出番なのは巻末の現役時代の参考写真、サイズは3センチ4ミリ X 2センチ3ミリ・・・・ライカ判密着焼きよりも小さい。

私は車輛の記録資料として廃車体を撮ってきたのですが、この本ではアート?の一つとして取り上げられています。赤外線カラーのような色遣いとか超広角レンズによるデフォルメや周辺光量不足、モノクロのハイコントラストとか、理解が難しい芸術作品集。

う〜〜〜〜〜んんッ・・・私のような単細胞的アタマでは理解不能の世界です。写真3は1966/6/22、南海電鉄阪堺線我孫子道車庫で撮影した資料写真として正統的!?廃車体です。これは車庫で女子更衣室として使われていたオープンデッキの2軸客車の廃車体。デッキ部分には赤く塗装された箱に入った消火用砂が3箱と赤いバケツが積み上げられていました。手前のコンクリート槽は消火用水でしょうか。1本だけ外れた羽目板、斜めにぶら下がっている日除けなどが風情を醸し出していました。